BMPCC2Kを4Kや6Kと区別するためにoriginalBMPPCとしていま。
originalBMPPCは、Blackmagic Designが製造販売していたデジタルシネマカメラです。現在は生産終了していて、中古で入手することができます。ヤフオクなどでも見かけます。2013年のNAB Showで発表され、1,000米ドル以下のコンパクトなカメラでありながら、SDカードに13ストップのダイナミックレンジを持つスーパー16ミリセンサーで1080p RAWまたはProResで収録できることで話題になりました。レンズマウントは、マイクロフォーサーズマウントで画質はフルHDです。Super 16mmイメージセンサーを搭載しています。このセンサーはマイクロフォーサーズシステムのセンサーサイズの36%ほどの大きさで、35ミリフルサイズ換算だと、おおよそ2.88倍クロップされます。このため、ワイドな画角での撮影が苦手である。しかし、このセンサーサイズのおかげで16mmフィルムカメラで使用されてたいような、オールドレンズを使用することができる。残念ながら2020年現在、ネイティブの16mmセンサーを搭載した新しいシネマカメラは製造されていません。 23.976p, 24p, 25p, 29.97p, 30pの動画撮影に対応。また、タイムラプス収録ができます。音声はステレオマイクと3.5mm音声ジャックで収録。
動画専用シネマカメラのため 静止画撮影はできません。動画専用のイメージセンサーということで画素数がもともと1920×1080(フルHD)なので変な圧縮工程がなく、そのまま撮影されます。
ハードとしてかなり、面白いスペックですが欠点もあります。バッテリーはNikonのEL-EN20バッテリーと互換性があるコンパクトなものが採用されています。しかし、フル充電でも30分と持たずバッテリー交換が必要です。フィルムカメラでロール交換が必要なように、originalBMPCCはバッテリー交換が頻繁に必要です。デジカメになれた我々にはかなりのストレスです。私は室内での撮影時は電源コードを使用しています。屋外の撮影では、12Vのモバイルバッテリーを外付けして使用しています。1日使ってもバッテリーで悩むことはありません。
グレーディング。